今回は、風合いのある街並みで有名な高城温泉「民泊 湯治郎」を経営されている、松岡 英司さんへお話を伺いました。
松岡 英司さん
薩摩川内市出身
有限会社 スバルゴルフセンター 二代目
今年、大正元年に作られた温泉湯治宿を、サウナ付の民泊施設にリノベーションオープン
他にも、唐浜でグランピング施設を運営
豊かな資源の多い地元、薩摩川内を輝かせるべく、アンテナを張り活動中
温故知新
センノオトから、車を走らせること30分。
細いカーブ道路にワクワクしながら、西郷さんとツン銅像の前へ到着。
銅像向かいの階段を降りると、現代では考えられない空間が目の前に!
颯爽と出てこられた松岡さんに、ご紹介いただきました。
今の建築基準法では、絶対に建てることができない立地なので、みなさんとても驚かれます。
でも、だからこそ価値がある素敵な建物なんです。
建物の中も、敢えて大正時代当時のままの空間を、残せる限り残しております。
すべて新しく作り直すことはとても簡単。もちろん、必要なところは自分たちで修繕しました。ですが、温泉料金を投入する金銭箱や襖など「今だからこそ」の空間に、私は価値を感じました。
思い入れのある"高城温泉"
昔から、高城温泉を訪ねることが多かったのでしょうか?
いえ、お恥ずかしい話、私自身は帰省するまで足を運んだことがありませんでした。
大学時代は東京におりまして、両親には大変助けてもらいました。
帰省後、両親が毎晩のように高城温泉へ行っていたことを聞いたんです。
そして母方の祖母も、秋の収穫祭を終えると、作物(お米とお味噌)を持って、一週間ほど湯治滞在していたそうです。
その話を聞いたこともあり、今回ご縁をいただきまして、民泊施設としてリノベーションしました。
結果的に、家族に縁深い高城温泉の魅力に…魅了されております(笑)
現在も、湯治として利用できるよう、キッチンも常備されているそうです。
貸切サウナもあり〼
薪を焚いて楽しむ「サウナ」もご好評いただいております。
貸切で、4名様まで:90分5,000円。もちろん、湯舟も貸切です。
温度調整や、水をかけてミストの調整もできますので、自分好みのサウナ時間を楽しんでいただいております。
<font color="#468fc1">ちょっとした友人との小旅行で、訪れたくなりました。</font>
時間を忘れ、自然と対話できる空間
<font color="#468fc1">建物内で流れるクラシックに、大正時代の梁や柱が喜んでいる…そんな空間が広がります。</font>
なかでも、休憩ルームの空間が心地よかったです。
休憩ルームは、
この川のせせらぎと、緑。そして、風と太陽の光を存分に感じていただきたいと思い、心地よい空間をつくりました。
ひとりでも、大人数でも共存できるような空間が、私も気に入っています。
市内の唐浜で運営している、グランピング施設を立ち上げするときに、このコールマンのチェアに出会い。
一度座ったら、やみつきになる座り具合です。
チェアに寝そべり、目を閉じると・・・大正時代の香りが漂うような空間。
<font color="#468fc1">松岡さんのアンテナの広さが伺える、そんな一室となっておりました。</font>
次は、お蕎麦屋さん?
これまでも、地域の情報にアンテナを張っていると、ご縁をいただくことが多いんです。
高城温泉には、飲食店が少ないこともあり、お蕎麦屋さんを始めたいと考えていました。
今年の初めに息子から連絡があり、島根の友人を働かせてほしいと相談されました。
いざ、彼と一緒に働いてみると、ご実家がお蕎麦屋さんだったことを聞きまして!
「お蕎麦屋さん、できるじゃん!」と、夢がまた一歩近づいてきました。
<font color="#468fc1">この地域に住むすべての人のために、</font>薩摩川内の魅力を増やしつづける松岡さん。
これからの動向にも、目が離せません!
取材・執筆:Mailer
- 名称
- 民泊 湯治郎
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